ギルティクラウンのエロパロ

「集。今日は、わたしが料理をする」

「……………………は？」

いきなり何を言い出すんだろうと、桜満集は思った。思っただけでなく、顔にも出ていたらしい。
不本意だという風に、楪いのりは頬を膨らませた。
右手に包丁を、左手には何故かたまご割機。ギャグのつもりなのだろうかと思ったが、彼女のエプロン姿は似合っていたので余計な口は挟まない。胸元のクマちゃんがこれまた可愛らしい。早い話が眼福であった。
………まあ、それは兎も角。

「料理？いのりが？」

「ん」

肯定。
聞き間違いじゃなかった。

「えと、なんで急に？」

聞くと彼女はこれまた闘争心を露わにし、

「ハレは料理ができる」

それは知っている。何度か弁当を作ってもらったことがあった。
かなり上手なんじゃなかったかなと思い出せた。

「でも、わたしは出来ない」

それは知っているけど、ハレとどういう関係があるのか。

「彼女は、好敵手。負ける訳にはいかない」

「はぁ……………？」

ヨクワカンナイ。
なんか勝負でもしてるのだろうか、確かに女の子なら料理とか出来た方が良いかもしれないけれど。

「何を作るの？」

「ん。いろいろ考えた結果………」

「結果？」

「筑前煮」

「なんで煮物なんだよ！難易度高いだろ！」

「えーー………？」

「終わり？！セカンドプランは！？」



ていう暇つぶし